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網入りガラスとは
網入りガラスはガラス内に網(スチール線)が入っているガラスです。
この網は実は防犯対策用に入っているわけではありません。
どちらかというと火災の際にガラスが飛び散らずに、延焼を防ぐ役割なのです。
またこれは防火設備の一種です。
防火地域や準防火地域ではこの網入りガラスの使用が義務付けられているのです。
網入りガラスは強度的にも強くありません
この網入りガラスはよく『防犯対策』用の窓と考えられている方が多くいます。実は私もその1人でした。
しかし、この網入り窓は強度的にも強くはなく、且つ中のスチール線を破るのもそれほど大変でないので、実は防犯機能はゼロ、むしろ狙われやすい窓の1つでもあるのです。
その理由として
- 飛散しにくいので、音で気付かれるリスクがおさえられる
- 防犯用の窓と考えている方が多く、対策が施されていない
熱割れを起こしやすい窓の1つです
実はこの網入りガラスは熱割れという点でも注意が必要です。この網入りガラスには網が入っている事で、通常のフロートガラスと比べると約6割程度の構造上強度なのです。
その為、この窓への陰の入り方や、近くの家具やカーテンでの熱のこもり方、そして窓ガラスフィルムの施工等で熱割れが発生する可能性は高まります。
当社では見積りの時点で、熱割れの可能性を試算しておりますので、ご希望の際はお申し付けくださいませ。
網入りガラスの特徴について書かせて頂きました。すでに熱割れが発生していたりする場合はすぐに管理会社やガラス修理・交換のプロに相談し、状況にあった対策をしてもらうのがおすすめです。
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