防犯用窓フィルムとは?
防犯用窓フィルムは飛散防止用フィルムよりも厚く、窓からの侵入を防ぐ用途に作られた窓フィルムです。
窓の防犯対策について
まず言えるのは、空き巣や忍込み、強盗の被害を防ぐ為には窓の防犯対策を行うことが有効です。どのような対策があるのかご紹介致します。
- 防犯ガラスに置き換える
- シャッターを新たに取り付ける
- 窓に補助錠を取り付ける
- 家の外に防犯カメラや防犯ライトの設置
- 防犯用窓フィルムを施工する
これらを比較した表が以下の通りです。
窓 | シャッター | 補助錠 | カメラ、照明 | 窓フィルム | |
---|---|---|---|---|---|
対策方法 | 防犯ガラスに置き換える | シャッターを新たにつける | 窓に補助錠を取り付ける | 外に防犯カメラや防犯ライトを取り付ける | 防犯用窓フィルムを施工する |
防犯の効果 侵入を止められるかどうか | ◎ | △ 閉めている時に〇 | 〇 | △ | ◎ |
実用性 時間帯や条件に関係なく使用できるか | ◎ | △ 一般的に日中は開いた状態 | 〇 | 〇 | ◎ |
価格帯 掃き出し窓(約4㎡)のみ、施工費込 | 15万~35万円 | 20万~40万円 手動シャッター 電動は1.5倍 | 数百円/窓1枚 | 防犯カメラ 1台設置10~20万円 | 5万~12万円 |
耐用年数 どれぐらい長く使えるか | 15年 | 10年 | 実証データ無し | 5~6年 | 10年 |
デメリット | 金額が高い、割れた時にガラスが散らばる | 金額が高い、開けている時は効果無し | 有事の際の逃げ遅れ、経年で外れる、窓枠変形の可能性 | カメラは侵入後に役立つ =侵入は可能 照明も嫌がるが侵入は可能 | 窓の種類と場所によって熱割れの可能性 |
他の効果 | 種類によって紫外線対策〇 | 閉めている時は天災時にも有効 | 無し | 普段の外の様子が見れる | 飛散防止◎、紫外線対策〇 |
防犯用窓フィルムのご紹介
当社で取り扱いしています防犯用窓フィルムをいくつか紹介致します。
まず当社がおすすめする防犯用窓フィルムは…
GLAFIL 防犯 SN350 18,000円/㎡
3M 防犯 NANO80CP 31,000円/㎡
GLAFIL製SN350はフィルムの厚さが350でありながら2万円/㎡を下回る価格を実現している点でおすすめです。
3M NANO80CPは厚さが363という点だけでなく、遮蔽係数が低い(=遮熱性能が良い)という点でおすすめです!
以下に各社の製品を表にしましたので参考にして頂ければ幸いです。
表に使用されている用語
- 遮蔽係数 … 日射熱をおさえる(遮る)性能、1.00より数値の低い方が遮れる
- 日射透過率 … 日射をどれぐらい通過させるか
- 可視光線 … 目に見える光
- 熱還流率 … 断熱性能、もしくは結露のしにくさを表す数値。低い値がそれらの性能が良い
※防犯用フィルムではほぼ差が無い為記載しておらず - フィルムの厚さ … フィルムが厚い方が貫通しにくくなり、侵入への対策に効果◎、単位μ(ミクロン)
◎ = 弊社からのおすすめ
記載している価格はメーカー希望小売価格ですので、当社で施工させて頂く際は、別途価格相談お受け致します。
型番 | フィルム厚さ | 遮蔽係数 | 可視光線 透過率 | 価格 (1㎡あたり) |
---|---|---|---|---|
SN100 GLAFIL | 118 | 0.95 | 89% | 12,000円 |
SN200 GLAFIL | 213 | 0.94 | 87% | 14,000円 |
SN350 ◎ GLAFIL | 350 | 0.94 | 86% | 18,000円 |
SH15CLAR-A 3M | 391 | 0.95 | 89% | 24,000円 |
SH15MACR-I マット(プライバシー)タイプ 3M | 382 | 0.91 | 83% | 27,500円 |
SH15SIACR-18 色付き(シルバー) 3M | 364 | 0.29 | 19% | 27,500円 |
ULTRA S2200 3M | 417 | 0.93 | 87% | 27,500円 |
NANO80CP ◎ 3M | 363 | 0.65 | 81% | 31,000円 |
空き巣や忍込みの被害について
皆様は空き巣等盗みに入られないような防犯対策は行っていますか?実は日本国内では
が発生しています。(被害届が出ている件数です)
かくいうワタクシも実は子供の時と20代の時の2回空き巣に入られた経験があります。
1回目は実家の風呂の格子付きの窓から、2回目は大阪市内のJRの駅から徒歩8分の1人暮らしのマンション(2階)に窓から入られました。格子付きの窓も入られますし、都会のマンションでも入られるんです。
たまたまどちらも被害金額はほぼありませんでしたが、盗聴器等何かしかけられていないかというような気味の悪さと、2回目の時は私の帰りがあと20分早ければ鉢合わせだったという怖さがあります。
また、部屋の中で警察に通報している時にもしまだ部屋のどこかに隠れていたとすると怖いですよね。
他にも知り合いが自身の部屋で酔って寝ていた時に、ふと目を覚ました時に部屋の中で見知らぬ誰かと目が合ったという経験者もいます。もはや恐怖です。
同じ町内での被害を聞いたりもするぐらい、実は割と身近な犯罪と言えるのです。
それはさておき、これらの空き巣等がどこから侵入されるのか、警視庁のデータがあります。

こちらは警視庁のHPで確認できる侵入窃盗の侵入経路についてです。
見ての通り、窓からの侵入が63.4%です。
もちろん、玄関の無施錠も原因の1つとしてありますが、窓の防犯を行うことで空き巣や忍込み、強盗に入られる確率は限りなくゼロに近づける事ができるのです。
空き巣が嫌う家とは?
それでは、空き巣や窃盗犯が嫌う家がどのような家かご紹介致します。

1位 防犯対策が行われている
1位はやはり防犯対策が行われている家です。
窃盗犯も周到に事前準備をしますので、防犯対策がガチガチの家から入るような非効率な事はしません。防犯対策がなされていない家を先に狙います。
ただし、ここで重要なのは、基本的には防犯対策がなされている家でも、対策をくぐり抜けられる箇所(いわゆる死角)があると、入られるという事です。

2位 侵入に時間がかかる
これも侵入対策を行う際にはよく参考にされる指標です。
侵入に5分かかる … 70%の窃盗犯が侵入をあきらめる
侵入に10分かかる … 90%が侵入をあきらめる
出典:(財)都市防犯研究センター「JUSRIリポート」

3位 近所の人に声をかけられたり、目があったりする
4位 砂利の音がなったり、見通しがよく敷地内に死角がない
5位 犬がいる
これらもよく挙げられる防犯対策ですが、やはり一定の効果はあるようですね
空き巣や忍込みの行動や格好、狙いについて
空き巣や忍込みの行動や、狙い、格好についてです。
もしかしたら「思っていたのと違う!」と思うかもしれませんので、是非参考にしてみてください
- 空き巣が侵入を試みるのは、午前中から16時辺りまでが多い
- 網入りガラスや強化ガラス、ペアガラスは防犯対策としては効果が無く特に網入りガラスは狙われやすい
- 空き巣は多少見られても問題無いような格好をしている
- 営業マンのようなスーツ姿
- 工事を行う作業員のような作業着姿、運送会社のような制服姿
- ジョギング姿
- 広告等のポスティングを行っているかのように紙類の束を持っている等々。
- シャッターを日中も閉めているのは『留守』と宣言しているようなもの
- 高層階は狙われる
防犯用窓フィルムがもつその他の効果
防犯用窓フィルムには、防犯対策以外にも様々な効果があります。