窓ガラスに養生テープを貼るのは意味がない

窓ガラスに養生テープを貼るのはおすすめしません

台風が多くなる時期になると、養生テープやガムテープで窓ガラスを守ろうとしているご家庭を見かけますが、この対策方法はあまり効果がないのはご存知でしょうか？

まず結論をお伝えすると、養生テープでの対策は「ガラスが飛散するのが少し軽減できるかもしれない」という気休め程度です。

もう少しページを進めると3Ｍ社が実験した動画がありますので、のちほど見て頂ければと思います。

もし暴風雨時に窓ガラスが突き破られると、もちろん暴風雨が家で吹き荒れます。

そして、そんな暴風雨が家の中を吹き荒れている中、その時に窓を補修したり、対策を行うのは困難であり、それどころか、ガラスの破片や家の中の物が飛び回り、家財や設備をはじめ家の中が大変な事になります。

ガラスの破片が飛び回り、床もガラスだらけになるので、ご家族を危険にさらすことになり、対策どころか逃げるしかありません。

不確実な対策・誤った対策は、ご自宅・ご家族様に大変な事態・危険を招きます。

台風時の対策について是非最後までご一読いただければと思います☟☟

3M社が撮った実験動画です。何もしていない窓ガラス、養生テープを貼った窓ガラス、窓フィルムを施工した窓ガラスに物が当たって割れた時にどうなるかの実験です。養生テープでの対策の効果がよくわかりますので、是非ご覧くださいませ。

※動画は5分ほどで、途中ガラスが割れる音があります

ではどのような対策があるのかまとめてみました☟☟

	窓	シャッター	テープやダンボール	窓フィルム
対策方法	複層、Low-E、強化のいずれかに交換	シャッターを新たにつける	養生テープやダンボールを貼り付ける	窓フィルムを施工する
飛散防止の効果窓が割れるかどうかではありません	△ ガラス自体は飛散します	△ 閉めている時に◎	× ガラスが飛散する可能性は高い	◎ ガラスの飛散は抑えてくれます
実用性時間帯や条件に関係なく使用できるか	◎	△ 一般的に日中は開いた状態	× 天災発生時に対策	◎
価格帯掃き出し窓、施工費込＊約4㎡	15万～30万円複層、Low-E、強化いずれか	20万～40万円手動シャッター電動は1.5倍	数百円／回	4万～9万円
耐用年数どれぐらい長く使えるか	10年	10年	実証データ無し	10年
デメリット	金額が高い、割れにくいが飛散はする	金額が高い、開けている時は効果無し	弱い、ガラスはやはり飛散する、窓にノリが貼り付く、天災時都度作業、見た目	窓の種類と場所によって熱割れの可能性
他の効果	防犯対策にも効果有り	閉めている時は防犯対策にも効果有り	無し	飛散防止以外に様々な効果が見込めます。防犯〇、遮熱・紫外線〇、目隠し○、その他も