古い窓フィルムのノリ汚れやガムテープの跡
台風時の飛散防止対策にガムテープを窓ガラスに貼る事は低価格で済みますので、それで対策される方は多いかと思われます。
ただしこのガムテープでの対策、、一度貼って油断しているとノリが固まってしまい、簡単には剥がれなくなってしまうのです。
窓にガムテープを1ヶ月貼っているだけで、ガムテープ跡がガチガチになる事もあるので、数ヶ月貼りっぱなしだと本当にガッチガチです。
タワシでこすってもなかなか剥がれません。ご経験済みの方も多いのではないでしょうか。
古い窓ガラスフィルムも同様です。
窓ガラスフィルムを施工する中で、古い窓フィルムのノリ汚れを剥がす作業の方が時間がかかったりします。
ではこのガムテープ跡や窓フィルム跡のノリ汚れ、どうやって剥がす事ができるのか、いくつかの方法をご紹介致します。
準備物
- 水を入れた霧吹き
- ラップ(ガムテープ跡やノリ汚れを覆える大きさ、つなげて使えばOKです)
- スポンジ数個(塗る用、拭き取り用があると良いです)、窓拭き用タオル
- プラスチック製のヘラか、プラスチック製の不要なカード、ものさし、定規
- 使い捨てのゴム手袋か、ビニールの手袋
- ①中性洗剤か、②除光液/リムーバーか、③シール剥がし剤のどれか
①中性洗剤を使う
まず1つ目の方法は、中性洗剤をつけて剥がす方法です。
完全に剥がれるまで少し時間はかかりますが、最も安全な方法ではあります。
■手順
- まず床に中性洗剤や水が滴っても大丈夫なようにタオルや布、新聞紙等を敷きます。
- ガムテープや古い窓フィルムを剥がします。
- 中性洗剤をガムテープ跡や古い窓フィルム跡のノリ汚れ部分に塗ります。(薄めずに塗ります)
- ガムテープ跡やノリ汚れの全面に塗ったら、上からラップをつけて少し時間をおきます。(この例では5分程)
- 5分経過後、ラップを剥がしガムテープ跡やノリ汚れを落としますが、ここではプラスチックヘラ等があればそれをお使いください。無ければ、プラスチック製のカードやものさし、定規等を使っていただいてもOKです。なんせガムテープ跡やノリ汚れの下に入れて剥がす事ができそうなものをお使いください。カッターナイフ等も候補にはありますが、ケガの恐れがあるので、十分注意してご使用ください。
- この後水を吹き付けて中性洗剤を拭き取り、ガムテープ跡やノリ汚れが落ちてるかどうかご確認ください。落ちていない場合は、3~6を繰り返して頂ければと思います。
こちら↓↓作業の動画です。是非参考にして頂ければと思います。
②除光液/リムーバーを使う
2つ目の方法は、除光液/リムーバーをつけて剥がす方法です。
これは①の中性洗剤より剥がれるのは早くなりますが、吸い込んだり、手荒れの恐れもありますので、換気と使用には十分注意して行ってください。
■手順
- 床に除光液/リムーバーや水が滴っても大丈夫なようにタオルや布、新聞紙等を敷きます。
※この方法の場合、マスクを着用する事と、必ず換気はしながら行ってください。また液剤が手に付くと手荒れ等も引き起こしますので、必ず使い捨ての手袋等もお使いいただくようお願いします。 - ガムテープや古い窓フィルムを剥がします。
- 除光液/リムーバーをガムテープ跡や古い窓フィルム跡のノリ汚れ部分に塗ります。
- ガムテープ跡やノリ汚れの全面に塗ったら、上からラップをつけて少し時間をおきます。(この例では5分程)
- 5分経過後、ラップを剥がしガムテープ跡やノリ汚れを落としますが、ここでもプラスチックヘラ等があればそれをお使いください。無ければ、プラスチック製のカードやものさし、定規等を使っていただいてもOKです。①と同様にガムテープ跡やノリ汚れの下に入れて剥がす事ができそうなものをお使いください。カッターナイフも候補にありますが十分注意してご使用ください。
- この後水を吹き付けて除光液を拭き取り、ガムテープ跡やノリ汚れが落ちてるかどうかご確認ください。除光液の場合、中性洗剤よりも剥がれているとは思われますが、もし落ちていない場合は、3~6を繰り返すか、4~5のラップをつけて置く時間を長くして頂ければより落ちます。20~30分漬けて置くとさらに有効です。
③シール剥がし剤を使う
3つ目の方法は、市販のシール剥がし剤をつけて剥がす方法です。これも②同様に剥がれるのは早くなりますが、どれを選ぶかとノリ汚れの状態によっても変わってくるので、物によっては有効ではない事もあります。
■手順
- 床に液剤や水が滴っても大丈夫なようにタオルや布、新聞紙等を敷きます。
※この方法の場合も、必ず換気はしながら行ってください、また使い捨ての手袋等もお使いいただく事をおすすめします。 - ガムテープや古い窓フィルムを剥がします。
- 剥がし剤をガムテープ跡や古い窓フィルム跡のノリ汚れ部分に塗ります。
- ガムテープ跡やノリ汚れの全面に塗ったら、上からラップをつけて少し時間をおきます。(この例では5分程)
- 5分経過後、ラップを剥がしガムテープ跡やノリ汚れを落としますが、ここでもプラスチックヘラ等があればそれをお使い頂き、無ければ、プラスチック製のカードやものさし、定規等をお使いください。カッターナイフご使用の際は十分を気を付け頂ければと思います。
- この後水を吹き付けて剥がし剤を拭き取り、ガムテープ跡やノリ汚れが落ちてるかどうかご確認ください。こちらももし落ちていない場合は、3~6を繰り返すか、4~5のラップをつけて置く時間を長くして頂ければより落ちます。20~30分漬けて置く事も有効です。
④特殊な溶液を使う【当社で剥がし作業を行う場合のみ使用】
最後は特に頑固なガムテープ跡やノリ汚れを除去する際に、特殊な溶液を用いて作業を行う事があります。
これは販売しているものではなく、当社で窓フィルム施工を行う時に、旧フィルムやガムテープを剥がす作業の中で特に頑固な汚れに対して使用致します。
窓に用いる事に特に問題が起こるものではもちろんありませんが、除光液も含まれた液剤ですので、換気しながら液剤が窓に残らないように入念に拭き取りを行います。
こちらも作業動画↓↓を撮ってありますので、参考にして頂ければ幸いです。
当社にガムテープ跡やノリ汚れ剥がし作業の依頼をする
当社ではガムテープ跡や古い窓フィルム跡のノリ汚れを剥がす作業も承っております。
是非お気軽にご相談くださいませ!
- 汚れ1㎡あたり3000円(税込)
※汚れの面積は汚れを四角で囲ってその面積で計算します。汚れの横の端から端の長さ×縦の端から端の長さ - 施工前と比べて約20%以上ノリ汚れが残っている場合は費用を頂きません
- 作業時間 1㎡分の汚れ 10分~30分
まとめ
いかがでしたでしょうか?意外と身近にあるもので除去ができます。
ただしどうしても体力と時間は必要になりますので、我々にお任せ頂くことも選択肢の1つかと思われます。
また、窓に残るガムテープ跡については、ガムテープの種類を養生用テープにする事や、貼りっぱなしにしない事で大幅に軽減できます。
これから台風が来る季節ですので、ガムテープで対策される方の参考になればと思います。
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